B型肝炎患者への給付金
ウイルス性肝炎は、肝炎ウイルスに感染して、肝臓の細胞がこわれていく病気です。全身の倦怠感に引き続き食欲不振・悪心・おう吐、また、黄疸が出現することもあります。
国内で約140万人のキャリアがいるとされているB型肝炎は40万人が幼少期に受けた集団予防接種の際の注射器の使い回しが原因で感染したと考えられています。
集団予防接種が原因で感染した人には、国から給付金を支給する基本合意ができています。この制度が利用できるのは、あと2年です。
自分も集団予防接種を原因とするB型肝炎の患者ではないかと思ったときは、検査を受けると同時に、お早めにご相談ください。
昭和16年7月2日以降に生まれ、集団予防接種でB型肝炎ウイルスに持続感染した人は、次の給付金がを受けられます。
◆◇ 基本合意 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
死亡・肝がん・肝硬変(重度) 3600万円
肝硬変(軽度) 2500万円
慢性肝炎 1250万円
※ 発症後20年以上たっている場合には減額
無症候性キャリア 50万円
※ 加えて、今後の審査費用の一部を国が負担
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